O型母の双子妊娠と育児

O型母の双子妊娠と育児

家族全員O型です。双子妊娠中の記録もあります。

育児・産後ヘルパー(家政婦、シッターさん、家事代行)を3年近く頼みました。

双子の妊娠を知っても楽観的で、親にも頼る気のなかった私。(実際は、途中で坐骨神経痛になり、整形内科に通院することになり、母に週1で頼ることに)

それでも足りず、出産した病院の助産師さんに懇々と説教されて(一言で要約すると「育児なめんなよ」てきなこと)強く勧められたのが、育児ヘルパーさん。

 

これまで度々触れてきましたが、まとめてみました。

 

【行政】の育児ヘルパーって何?

行政によって名前は違っています。”産前産後支援ヘルパー”とか、”エンゼルヘルパー”とか。「育児ヘルパー ⚪︎⚪︎(お住まいの地域)」で検索すると出てきます。事業概要は以下の通りです。

家事または育児を手伝える方がいない家庭等に、市と契約を結んだ事業者からヘルパーを派遣し、身の回りの世話や育児を援助し、子育てを支援する制度です。

お母さんはその間、睡眠確保したり他のことをしたり、身体を休めることができます。

なお、私の実家の市ではそのような支援は存在しませんでした。

どんな人が来るの?

市と契約している事業所から選ばれて人が派遣されてくるので、皆さんプロです。訪問介護事業や、保育所から選べました。両方選んだ結果、普段から赤ちゃんと接して慣れている保育士のプロも当然心強かったのですが、個人的には介護事業の人は、ふだんお年寄りと仕事してるからか、赤ちゃん!尊い!!という反応が嬉しくて好みでした。

 

私の場合は双子の世話はなんとかできるけど、それよりも帝王切開で家事がしんどくて頼みたかったので、介護事業士の人が好みだったんですね。家事のエキスパートが多くて色々な知恵を授かりました。家中のことを気にかけて掃除してくれます。日々介護が必要なお年寄り相手の仕事なので、双子に会うと癒されるらしくみなさん「ここに来るのが楽しみ」と言ってくれました。

何をお願いできるの?

同時授乳に慣れないうちは、もう一人のゲップをさせるのを手伝ってもらったりオムツの交換を一緒にお願いしました。

大量の洗濯物を干す、たたむのも一緒にやりました。なんとなく寝ているのが申し訳なくて一緒にやることが多かったのですが、二人だとスピードも倍ですし、やり方のコツを教えてもらうことも多々ありました。そんな時の大人とのおしゃべり時間は貴重な時間でしたね。

2時間あるので少し寝てていいよ、と床掃除やキッチンや脱衣所の掃除もしてくれたりもしました。

いつから使える?

市によりますが、妊娠中から使えます。

私は入院していたので産後17日目から利用しました。オンライン申請が可能だったので、転院したマミーケア(赤ちゃんと一緒に面倒を見てもらえる至れり尽くせりな産褥ケアの病院)に入院中、申請しました。

話は逸れますが、すてきな産褥ケアについてはこちら。

産院を卒業し、その足で産褥ケアに入院しました - 一人っ子の双子妊娠・育児日記

上限回数まで行政のサービスを利用しました

私の住む地域は、1回2時間、1日2回、20回が上限回数。

多胎だと産後1年以内で50回が上限回数でした。

結果、産後8ヶ月くらいで50回を使い切り大満足でした。市のコーディネーターさんが初回ヘルパーさんと来てくれるのですが、「この人は合わないとか、この人がいいというリクエストは遠慮なく言ってください。この業界はお互いに相性が必ずありますから、可能な範囲で対応します。」と仰ってくださり、実際にリクエストした際、「また何かあったら教えてくださいね」との対応。本当に心強かったです。

行政サービスを利用した際の利用料

私の住む地域の利用料は1回(2時間)1650円 都度現金払い(お釣りなし)でした。

引きこもりなのにお釣りなしで用意するのが大変で(苦笑、夫がいつも小銭を作って用意してくれました。

8ヶ月間(12月〜7月)で50回頼んだので、全部で82,500円。毎日来てもらわなくても大丈夫だったので、週に2回。1ヶ月に換算すると10,312円ですね。

【個人】で家政婦さん、シッターさん、家事代行を探す

探した理由

私が切実だったのはお風呂で洗うようになってからの双子の入浴介助でした。一人を洗ってヘルパーさんに渡し、もう一人を連れてきてもらって私が洗ってる間に先に洗った子のお世話をしてもらうのがマストでした。三つ子ちゃんならもっと大変でしょうね。

探した方法

行政から派遣された(私が気に入っていた)業者さんの中でお気に入りのヘルパーさんが2人いました。しかし訪問介護という特性上、残念ながら育児ヘルパーは行っていませんでした。 そこで一般的な家政婦さん・シッターさん・家事代行も見てみました。

業界大手のベアーズ、ダスキン、英語対応可のミッシェル、富裕層向けのライフェクス、ミニメイドなど。家に人を入れるので、安心できるところはどうしても高くなります。

低料金だと地域密着型のCOOPやパルシステムの家事代行もありました。

そんな中、市のコーディーネーターさんが50回の上限の中でたまたま派遣してくれたのがNPO法人でした。市と提携している安心感と、実際に何度も来て相性が良かったこと、想像以上に良心価格だったことで、今後お願いしたい旨伝えました。

 

現在契約しているところの利用価格

市が紹介してくれたのは、特定非営利活動法人でした。いわゆるNPO法人です。

1時間1600円(税込)+交通費は事務所から1km20円換算という良心価格。(現在は1800円に値上がり)

週2回(1回1.5時間、月8回程)利用して、1ヶ月24,840円でした。(交通費込み)

 

実際にお願いしていた内容

契約してからは、1回1.5時間で家事全般(3部屋と脱衣所&廊下の掃除機・床拭き・お風呂掃除・キッチン掃除・トイレ掃除・段ボール処分・ゴミ捨て)

双子の入浴介助と授乳をしてもらっていました。

今も使っている双子の洋服ラックを組み立ててくれたのも、ビクともしないダンボールで海外から送られてきたベビーカーを開封してくれたのも、人は違いますが行政からきたヘルパーさんです。

 

てんこ盛りの内容ですが、NPO法人のコーディネーターさんが「2時間だとちょっと余るからもったいないし、延長は可能だから1.5hにしておきましょう」と利用者目線。急な変更・追加もOKです。

 

また、ヘルパーさんの自宅は家から10分の距離。夫が海外出張中に何かあったら夜0時までは起きてるから電話で呼び出して、と言ってもらえていました。

 

これが、業界大手のベアーズだと1時間3300円超え 消費税別+交通費900円(情報が古いかもしれません)

同条件で計算するとだいたい1ヶ月49,968円になりました。

 

NPO法人が見つからなかったら、きっと頼んでいたと思うので、ちょっとぞっとします...

 

我が家は、双子が0歳から幼稚園に入る3歳までお世話になりました。そして、私のお腹の術後の今、またお世話になろうとしています。