ある時、気づいたらおへその横にぽこっと膨らみがありました。
そして時々痛む下腹部。
帝王切開後、一年たっても激しい排便痛があり、たまに子宮もゴッソリ出てしまうんじゃないかと怯えるくらいで、壁に手をついて汗だくでした。産院に伝えて数回見てもらうものの異常なし。子宮の癒着もしてないよ、とのこと。自分でかかりつけの婦人科見つけてそっちに行って、と言われました…
子宮が痛いのか、お腹(腸)が痛いのか、胃も痛いし、と自分では判断がつかず、痛さが限界になったら横になるようにしていました。
どこが悪いのか、切り分けないと、と内科と婦人科を予約。
健康診断や近所の内科では腹痛を訴えても原因不明でしたが、年齢的に胃カメラや大腸カメラを受けたくて、夫が行った病院が腕が良さそうだったので行ってみると、触ってすぐに「これは腹壁瘢痕ヘルニアだと思う。これ、直す薬はなくて手術以外では治らないからね。うちでは手術できないな。大腸カメラもうちだと緊急手術のおそれがあるからできないです。ごめんね。外科の紹介状を書くからできれば早く、今日か明日にでも行ってね」と言われました。診断早っ。でもこの病院に行ってなかったら、わかってなかったかもしれない…
双子を産んだ総合病院の外科でMRI・血液検査・人生初の大腸カメラ・胃カメラ(麻酔なし。注射は超絶イケメン。技師の方はひたすらハイテンションで話しかけてくれて、マンパワーの素晴らしさも知った)など受けて、腹壁瘢痕ヘルニア確定。
状況としては、帝王切開で縫った穴を突き破って、腸が出てきているそう。たぶんミスとかではなく、たまにあることだそうです。太ったのも原因だと言われました。
気をつけるべきは穴が広がらないように腹圧をかけないことと、「かんとん」と言って、穴に腸が挟まって圧迫されてしまうと数時間で死に至るので、そうなったら緊急手術だから、とにかく痛くなったらすぐ横になって、とのこと。
治療は手術のみ。ぬいぐるみの穴からわたが出てたら、内服薬も塗り薬も効かないし、これもう縫うしかないよね。っていう状態ぽいです。
手帳サイズの厚めのメッシュ(っていうと薄そうだけど写真検索したらダスキンのマットみたいなのだった)でお腹の穴を塞ぐんだそう。
またお腹切るのか…
でもすぐには手術を勧められませんでした。
つづく