追記) 大事なことを書き忘れていました。
できるようになったきっかけにもう一つ大事なお話があります。
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双子ちゃん5歳になりました。
今回は双子の長女ルルのお話。
ウォシュレットトイレの水が不意に飛び出たことがきっかけで9月19日からトイレ恐怖症になった長女。
2ヶ月弱の時を経て、12月15日にまずは家のトイレでできるようになりました。
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ネットで色々調べても、同じように恐怖症になった子はいても、いつどうやって解決したのか見つからなかったので、経緯を残しておきます。
目次
以前の様子
トイトレは2歳から始めるも、実際は年少の終わりに進むという遅さでしたが、始まれば漏らすこともほとんどなく、家なら大も小も自力で完結でき、和式を除き、外なら一緒に入ればどこでもOKいう(親から見たら)完璧さを見せていました。
事件当日の出来事
とある街に観光へ。そこはトイレットペーパーのフタを開けるとウォシュレットのボタンがついているという省スペースな作りでした。
慌ててトイレに入る形で、小をすませた彼女のお尻を拭こうとよく見ずにトイレットペーパーのフタをあけたと同時に私の手が おしり ボタンに触れてしまったのです。
彼女のお尻をウォシュレットが直撃。と同時に飛び降りながら悲鳴。トイレが反応して止まるまでの数秒間、残りの水が私にも飛んできて二人で水を浴びました。
それ以来、彼女はトイレ恐怖症になりました。
ここならできる
幸い、幼稚園のトイレ、マンションの一階のトイレだけは、入ることができました。
公園やお店、子どもトイレなども巡りましたが、ウォシュレットがなくてもムリ!という状態に。仕方なく幼稚園以外では、おむつに逆戻りしました。
なんとか説得しましたが、いまにも漏れそうで、目の前にトイレがあるのにムリムリムリと言いながら逃げ惑い、そして大泣きながらもらす我が子。
心が痛くなり、無理強いはやめました。
どうやってトイレをすましたか
家のトイレ拒否だったのでどう用を足すか悩みました。
ウォシュレットの機能を切った→ダメ
ウォシュレットの仕様を教えた→ダメ
ウォシュレットを見えないよう隠した→ダメ
結局、家のトイレに座らない方法を模索するしかありませんでした。
家での乗り切り方
小の場合
おむつをはかせて、お風呂の洗い場でしゃがませる。
大の場合
ペットシーツの上に切り開いたおむつをお風呂の洗い場で広げてその上でしゃがませる。
1ヶ月半ほどすると、大のときだけは臭うので、トイレの床にペットシーツを置いて、床ですることを納得してくれました。もちろんトイレのふたが自動で開かないように設定してからです。
外出先での乗り切り方
徒歩の場合
おむつ台がある場所を探しました。お姉ちゃん用の立っておむつをかえるスペースがあれば、そこで隠れてしゃがんでおむつの中にさせました。漏れるといけないので、ペットシーツを敷きました。
車の場合
車の中で自分の席でズボンを脱いでしゃがんでさせ、
小さなななめがけの子どもバックがあったので、中に必要なものを入れて自分で完結できるようにしました。
- おむつを二つ折りで2枚
- 臭いを遮断する袋BOS
- 小さなお尻拭き
遠足に行かなくてはならなくなり、小さなバッグに入るお尻拭きを探しました。アルコールが入っておらず、口や粘膜も拭けるものを気をつけて選びました。
現地に下見に行き、そこの設備の方に個室も用意してもらい、先生にも相談しましたが結局一度もトイレに行けずに遠足から帰宅。
おむつを履かせていても、年齢的なものなのかおむつで漏らすということをしたがらなかったので、すごい我慢するようになってしまいました。
約二ヶ月間の子どもの様子
トイトレが進んだ年少さんの終わりから、自信がついていたのですが、これをきっかけに自信がなくなったように見えました。
トイトレが遅れていた次女のほうがめきめきと自信をつけていきました。とはいえ特定の友達がいないと園でトイレに行けないという課題がまだ残っています…
トイレでできたきっかけ
まず、便秘の治療中でうんちを隠れて漏らす次女のために、特別企画を用意しました。それは、トイレで7回連続うんちができたら、、、というもの。
キックボードとは書いていませんが、絵で表現。
見事に次女が乗り気になり、目標を達成してキックボードを手に入れました。
しかし、トイレ恐怖症の長女はその手には簡単に乗らず。次女のキックボードを交代で乗るようになりましたが、長女が欲しいのは別のタイプのキックボードでした。しかも折り畳みの座れるタイプで座る箇所は20kgまで。立つ場所は50kgまで。
それからしばらくたち、園バスで「がんばれうんちくん」という紙芝居を読んでもらった日のことでした。
私が「ねぇねぇ、今からトイレでうんちをがんばったらさ、クリスマスか年内までにキックボード買えるんじゃない?」と聞いてみたところ長女が!!!!という顔をしたのです。
長女「実は家のトイレ、もうそんなに怖くないかも」と言うので、トイレでしてみよう!!!と促したのでした。
ここまで実に二ヶ月弱。
補助便座復活でしたが、トイレに入り、鍵を閉めて用を足し、一人で拭いて流して出てきました!
次女はそばにいないと怒るのに…鍵閉める長女にちょっと寂しさを覚えました。
そして、ついにトイレでうんちも。
シール貼りたいから流す前に必ずお母さんに見せてね、と約束。
もう2つもシールが貯まりました。キックボードを手にするのは時間の問題です。
外のトイレは徐々に
次女は和式以外どこでもできるようになりましたが、長女はまだリハビリ中。出先のトイレは、流水音や自動洗浄、手をかざして流すタイプのところが怖いようで、そうじゃないトイレでも「こわいむりむりむり」と言います。
そんな時は「うんうん、じゃぁまた今度ね」と無理強いはせず。お出かけは大変ですが、心の問題でもあると思うので、少しずつまたできるようになってくれたらなと見守っています。
耳元で囁く(追記)
簡単に言うと洗脳ですね。効果はわかりませんが、悪用しないように気をつけましょう。
トイトレのときにも使っていたのですが、眠りにおちて10分くらいの耳元で「もうトイレは怖くないよ。大丈夫。できるよ。」を三回くらい繰り返していました。その後に必ず「愛してるよ、大好きだよ。」も付け加えていました。起きてる時から普段も伝えていますが、自分は愛されているんだって根拠のない自信がつくといいなと思っています。