双子ちゃん6歳。水は嫌いです。
そんな双子がたった5日間で大勢の見守る中、浮き付きではありますが、25mビート板でのキックができるようになり判定会で級をもらえました。
動画を見返すとこみあげるものがあります。
うちの双子は最初から最後まで、一番泳げない子のクラスの中でもダントツでついていけない子達でした。
もぐるのが好きな子や、先生の言う通りに挑戦する子がいるなかで、次女と長女は先生にスタートを求められてもジッとして動かず。見てるこっちがハラハラでした。
正直、周りと比べてしまうと歯痒さも切なさもあり、しんどいときもありました。しかしなんとか同時泣きの新生児時代を思い出して、こういう時こそ笑い飛ばせ!と楽しもうと切り替えました。
比べない。二人にしてはすごい成長でした。
初日にトイレを我慢して泣いてしまい、二人で行ったと思ったら戻ってこず。あーこれは終わったかな…と思いましたが、戻るなりコーチが背中におぶってくれて水慣れをさせてくれました。
次女が「いいなーー」と言うと嬉しそうな長女。コーチとの信頼関係は築けたようで、このコーチでよかったなと思いました。
2日目、3日目、4日目になるにつれて、泳げなかった子や「けのび」だけだったお友だちは頭から飛び込んでクロールを泳ぐ練習や背泳ぎを始めて、やはり連日というのはものすごい効果だなと思いました。
最終日、いつもの30分間の念入りな体操の間にコーチが話をしに来てくれました。テストで二人は他の子と違って先生がプールに入るかもしれないと。ただ、二人いるので隣のコースにしても私は一人しかいないので…最後までどうするか考えます、と。
その日、次女はコーチの練習に食らいついて背泳ぎの練習までできました。テストのとき、なぜか次女と長女とは違う組でコースも離れていて先生が入りにくい5コース中4コース目。
なんと他の子と同じように一人でビート板で25M泳ぎ切ったのです。途中でキックが進まなくなり、他の子たちは全員ゴール。次女はみんなからの応援や拍手を浴びながら、諦めずにキックし続けてゴール。
ちょっと泣きました。
長女はスタートの時点でコーチが1m先まで来ないとスタートしない状態だったので、それを見越してすぐに入水。付き添いしてくれつつもノータッチで泳ぎ切りました。それを見て友人のママがちょっと泣いたと言ってくれました。
二人とも、最後だったのでみなさんに拍手をもらいながらのゴールができました。
長女も「コーチが触らないで泳げたんだよ」と嬉しそう。
短期水泳教室はよく見かけますが、
5日間で25mというのはすごい結果です。
しかも最後は水泳大会さながらの緊張感。
5日間連続で、1回2時間です。通常の週一のスイミングの2ヶ月分を5日間でギュッと濃縮。しかもレッスン料はだいたい普通の1ヶ月分。
上から見ていましたが、これができないから次の練習に進まないということがなく、少しずつレベルをあげながら繰り返し練習していくので、子どもたちも飽きることがないようです。双子はすっかりビート板キックが大好きに。
コーチが双子に優しくも厳しく、相性も良かったです。一緒に行ったお友達のママと、本当にここに来てよかったね!!と言い、他の二人はここに入るかも…と。
双子も自信がついたようです。
ただ、ゴーグルはつけられるようにはなったようですが、5日間かたくなに顔をつけることは拒否でした。
そして、5月からキャンセル待ちしていたスイミングがやっと8月から始まり、来年成長した姿でまた短期に参加できたらいいなと思います。